企業が採用したい就活生らに早くからアプローチして内々定を出す「青田買い」は、暗黙のルールでかねてからありました。人手不足で働き手が優位の売り手市場のいま、さらに前倒しで大学1年生に企業がアプローチしています。
まだ働くイメージを持てていない時期から、「働くって?」という就労観を手取り足取りで育てていき、いずれ芽が出てきたら──。「青田創り」と呼ばれる企業主導によるキャリアの早期育成。ここでは日立製作所とパナソニックといった業界のライバルが、「しばし休戦」の紳士協定を結んでいるといいます。
伝統企業が「10年前、まさか協力することは想像もしていませんでした」と打ち明ける現場に、JobPicks編集部が取材で入りました。