今夜BARを訪れたのは、電力会社で働く入社1年目のダイチさん(仮名)。24歳で数カ月前までは大学生でした。
入社して新入社員研修を終えたばかりですが、既に会社を辞めたいと感じているようです。
“新卒相談BAR”の開店です。
今夜BARを訪れたのは、電力会社で働く入社1年目のダイチさん(仮名)。24歳で数カ月前までは大学生でした。
入社して新入社員研修を終えたばかりですが、既に会社を辞めたいと感じているようです。
“新卒相談BAR”の開店です。
午後8時半。白シャツ姿で店に現れたダイチさん。BARで転職・就活の相談ができると知って訪れたそうです。
「ゴールデンウイークが明けた時期から、会社がつまらないと感じ始めています。朝起きてもワクワクしない。どうしたらいいのか悩んでいます」
大さん、お願いします。
ダイチさんが大さんを呼びました。
BARでアドバイザーとして席に座るのは、年間300件以上の就職や転職の相談に乗っている店主の二宮大さんです。
大:「今の会社に入ったのはどうして?」
ダイチ:「地元で自然エネルギーを使った発電が進んでいたので、地元や日本に貢献できると感じたからです」
「日本は原油にエネルギーを依存しています。エネルギー業界に変化が求められている中で、電力会社も変わってくると感じて、その変化に関わりたくて入社しました」
「でも自分の考えが甘かったと思います。とにかく超つまらない。研修を終えて今の部署に配属されたんですが、アルバイトでもできる書類作成しかさせてもらえません」
「社風も合いません。仕事はそんなに頑張らなくても売上が上がるし、失敗したらバッテンをつけられる組織です。挑戦することをしないから生ぬるい。僕自身はもっと成長したいと思っているんです」
「会社を辞めたとしても、将来どうしていいか分からなくて…」
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