「ESの添削を手伝います」「セミナーを受ければ大企業に100%内定します」......。
就活生がSNSやネット広告からこうした勧誘に乗った結果、あとから「プログラミングに50万円」などと高額な金銭を要求されるトラブルが最近、相次いでいます。
学生からの相談が実際に寄せられている国民生活センターに取材しました。
「ESの添削を手伝います」「セミナーを受ければ大企業に100%内定します」......。
就活生がSNSやネット広告からこうした勧誘に乗った結果、あとから「プログラミングに50万円」などと高額な金銭を要求されるトラブルが最近、相次いでいます。
学生からの相談が実際に寄せられている国民生活センターに取材しました。
「セミナーを受ければ大手企業に100%内定する」
JobPicks編集部が国民生活センターに取材したところ、就活に悩んでいた20代の男性は、就活塾の広告をSNSで見てサイトに登録。その後、トラブルに巻き込まれたといいます。
20代男性:就活塾のサイトに登録した後、Web会議で無料のカウンセリングを受けました。
その相談では「自己分析や面接対策のセミナーを受ければ、大手企業に100%内定する」と言われました。
費用として「約50万円かかる」と言われ、その場で判断するよう迫られました。
考える余裕もなく勧められるままに申し込みました。そこから「セミナーのオリエンテーションのために頭金2万円を支払うように」と指示されて、振り込みました。その後、Web会議でのオリエンテーションでセミナーの説明を改めて受け、電子契約書面にサインしました。
後日、友人に相談したところ「金額が高額すぎる」と指摘され、無料通話アプリのメッセージで「高額で支払えないので、セミナー受講を辞めたい」と担当者に伝えました。
しかし、「今やめるのはもったいない。みんな苦しくてもローンで支払っている」と電話で説得され、解約にすぐに応じてもらえません。
その後、担当者やローン会社からの電話に出ないでいると、アプリのメッセージで「解約に応じる」と連絡が来ました。
ただ、解約料として契約金額の20%を請求され、納得できません。
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