経理の経験談苦労

製造業であり得意先ごとに形状の異なる製品を受注しているため、毎年400点前後の金型を購入している。

資産計上するためには、①金型を製品の製造が可能な状態でなければならない、また、②金型の形状修正費用等については取得価額に含める必要がある。

購入から量産可能になるまで長くて2年も掛かる製品もあり、管理が煩雑で苦労している。

決算にて、①②を確認し資産計上を行っている。金型本体の取得価額のみであればそのまま資産計上となり簡単な処理だが、...

②修正費用を含めるとなると大変な作業だと感じている。 ②修正費用については、金型1点につき複数回行っているので、それらを集計し資産へ振り替え処理をする必要があり、消費税の関係で1円差額が発生する場合もあるためかなり神経を使っている。 また、会計システムと固定資産管理システムが連携していない(連携させていない)ため、金型全点を資産計上してあとについても、両システムの合計金額が一致しているか確認しなければならない。 帳簿価額1円の金型を他部門へ異動させることもあり、処理を忘れていた場合は、一体何が原因で差額が発生しているのかわからなくなってしまう。 12月決算のため、償却資産税申告もあり期限も限られている。その他の業務もあるのでかなり神経を使って慎重に処理をしている。