人事コンサルタントの経験談苦労

この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

  • 松下 晴香
    現職者松下 晴香
    経験: 10年
    コーン・フェリー・ジャパン株式会社

    「離陸時」

    コンサルティング業界では、プロジェクトを飛行機の操縦に例えることがあります。

    プロジェクトの開始が離陸、終了時が着陸です。


    しんどいのは離陸時・離陸前です。

    飛行機の場合、その日の天候や機体・乗組員の状態を確認すると思いますが、

    プロジェクトの成否は、この離陸時にすべてがかかっているといっても過言ではないと思います。

    いつも天気が晴れてくれていると嬉しいのですが、なかなかそうはいきません。


    頭の回転がとても速く、深い知識をたくさん持...

    っていらっしゃるお客様がたくさんいます。 くどいですが、本当に数多くいらっしゃいます。 そのような環境下で、個人として、またチームとしていかに付加価値を出すか。 それを模索しているときはしんどいです。 課題を解くにあたっては、上記に加え、さらにお客様の“思い”が加わり、その裏には “個人や会社の考え方・価値観”があります。特に、人・組織コンサルティングの領域は、この“考え方・価値観”がかなり重要です。 価値観とは、例えば、個人として組織として ・新しいモノ好きかそうでないか ・高い目標でやる気が出るかそうでないか ・とりあえずやってみてというタイプか熟考するタイプか・・・など挙げるとキリがありません。 そのため、同じ業界で似たような課題を抱えていたとしても、異なる結論が出ることも多々あります。 お客様に適した解決策を導きだすには、不文律や空気を感じ取ることも同時に求められます。 いろんな因子を紐解きながら、プロジェクトを離陸させること、 そして安定運航できるよう、毎日自分の能力を高める必要性を痛感しています。


  • Fujiwara Nozomi
    現職者Fujiwara Nozomi
    経験: 5年
    なし(2020年9月1日より株式会社シグマクシス)

    2パターンある。

    まず、個人の変革今まで自分自身で人生を決めてこなかったため、価値観やビジョンを見いだせずにいたり、自己肯定感が低くコンプレックスが強く、自分の殻に閉じこもっていたりする個人(特に中高年)に対し、自己開示を求め、無理やりビジョンを作らせ、行動変革を迫るオーダーをクライアントから頂いたとき。感じる必要のない苦しみを与えてしまう可能性もあり、そこまで踏み入ってはいけないという気持ちや、無力感を感じるため、自分自身も苦痛を感じ...

    る。 または、新しい概念・正解のない問いに対してクライアント向けに説明資料を作る必要があるが、うまく伝わるイメージ・絵が全く浮かばないとき。