ベンチャーキャピタリストの経験談この職業のプロになるには

同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

  • 片岡 芳明
    現職者片岡 芳明
    経験: 6年
    株式会社サイバーエージェント・キャピタル

    起業家チームへのリスペクトの姿勢と能動的に貢献しようとする意識

    VCという職業は見方によっては、資金調達ニーズのある起業家からの出資相談を一方的に判断するような立場にも見えるため、立場関係上ともすると上から目線になってしまいがちだったり、受動的になりすぎてしまう危険性があると思っています。

    そのような構造上の危険性を鑑みて、CACの先輩方がくれたアドバイスが


    ①起業家、チームへのリスペクトの姿勢

    ②受け身ではなく、能動的に起業家に貢献しようとする意識


    この2つを忘れないというものでした。


    そも...

    そもVCという職業は、自らの行動によって社会を良くしていきたいという起業家がいなければ成立しない仕事です。リスクを取り目標に向かって行動している起業家に対してリスペクトしつつ、しっかりと伴走できるマインドセットがVCには肝要だと考えています。 また、国内においてここ数年でそれぞれ多様な強みをもったVCが数多く設立されているため、より起業家視点でどのような資金提供以外のメリットを提供できるかという観点もより重要なポイントとなってきています。そのため、VCは組織として、勿論個人としても、自身の強みをより深めて、しっかり打ち出していく必要があるのだと先輩のアドバイスから学ばせてもらいました。


  • 早嶋 諒
    現職者早嶋 諒
    経験: 5年
    スクラムベンチャーズ合同会社

    起業家ファースト

    「何よりもまず起業家をリスペクトすること」


    これは入社してすぐに直属の上司に言われたアドバイスです。

    至極当たり前のことではあるのですが、日々沢山の起業家の方とお会いするなかで、忘れてはいけないことだと思っています。


    残念ながら、VCという仕事上、お会いした数に対して実際に出資にまで至ることの方が少ないですが、スタートアップを応援する立場の職業にいる身として、ディール自体をいいものにしていくためにも、チャレンジをしている皆さんへのリ...

    スペクトは忘れないようにしたいと思っています。