非常勤講師として大学でデザインを教えています
自分が美大生だったころ、非常勤講師の先生に授業内外で感謝しきれないくらいお世話になっていたので、自分もいつかやってみたいとずっと夢を見ていて、そのためにコツコツと実績を重ねてきました。
学生はみんな絵が好きだったりデザインに対する憧れがあったりして入学した子がほとんどなのですが、いざ自分でデザインしてみるとまだ上手いデザインに繋げていく方法がわからなくて困っていたり、興味が無くなりそうになっている子が結構多いんですよね。
そんな子が...
私の授業の中で目覚めてデザインに夢中になって、私でも作れないような素敵な作品を作ってくれたりするんでデザインの授業は教えていて楽しいです。 15週間の授業期間であれもこれも教えたいけど全部詰め込むと15週間じゃ収まらないから、あれを削ってこれを1週間増やして……基礎課題で最低限のことを教えて次の課題で簡単な成功体験をしてもらって……といろいろ考えながら毎年2月ごろに授業計画を立てて、4月からは仕事の合間に週に1回2コマの授業を受け持っています。 どうやったら大学から声がかかるのか知りたい人もいるかと思いますが、色んなパターンがあって、これが正解というのはありません。仕事の実績以外にも教育現場での実績もあった方が良さそうだったので、私の場合は出身の大学で副手として3年ほど教職に付きました。 教職の経験やデザイナーとしてそれなりにわかりやすい実績を積んだあと、フリーランスのデザイナーとして働いているときに大学の非常勤講師として声がかかり、今の会社に就職してからも兼業として大学教員を続けています。 新しい教員が必要になったときに「あの人なら良さそうだね」と思い浮かべてもらえる存在になっているのが最低条件で、そこから先はタイミング次第だと思います。