始発電車
言葉でのアドバイスとはちょっと違うのですが、、
新人の頃、コピーを書く仕事があり、当時活躍していた数年上の先輩コピーライターと一緒に遅くまで2人でコピーを書き続けたことがありました。決め手に欠けたので、その日に出たコピーは一旦寝かせて翌日の朝9時にもう一度2人でそのコピーを眺めて検討会議をすることになり、お互い終電で帰宅しました。
新人だった僕は、その日にベストなコピーを出し切れなかったことが悔しくて、夜中も新しいコピーを考え続けま...
した。そのコピーを早朝に会社に行ってパソコンでシート化(当時パソコンは会社にしかなかったので)し、先輩に再アタックしようと目論んだ訳です。 翌朝5時の電車に乗って会社のある築地駅で降りるときに、なんと、その電車に先輩も乗っていたことに気づきました。てっきり9時前ぐらいに来るのかと思っていたらどうやら先輩も同じことを考えていたらしく。 まだ人のいないオフィスでお互いに苦笑いをしたのは良い思い出です。先輩なのに変わらず自分を追い込んで努力し続けていることに衝撃を受けて、以降の僕の行動規範になっています。 今もその先輩コピーライターは大活躍しています。きっと見えない努力をし続けているのでしょう。