エンジニアリングマネージャーの経験談未経験者へのおすすめ本

転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。

  • Hamano Masaki
    現職者Hamano Masaki
    経験: 6年
    合同会社DMM.com

    『Measure What Matters』ジョン・ドーア

    マネージャーにとって「目標設定・動機づけ・評価」は、必ず向き合う一連のタスクです。


    その出発点となる「目標」をどう立てるか、そもそも目標の意義とはなにか、目標と評価はどのような関係にあるべきか、これらについてOKRという手法を元に、様々な具体例を交えて学ぶことができます。


    驚くべき成果を上げるには、一見無謀とも思えるほど高い目標を立てる必要があります。高い目標に向き合うことで、発想の幅が広がり創意工夫が生まれるからです。結果として失...

    敗したとしても、本気で取り組んだのであれば、その過程で大きな成長を遂げることができます。高い目標を立てることは、チームが大きな成果をあげ、成長を遂げるための必須要件と言えます。 では、高い目標は評価という観点ではどうなるでしょうか。目標が未達に終わった場合、その達成度を評価に反映するとなると、チームは高い目標を立てようとするでしょうか。答えはNoだと思います。漸進・無難な目標を立て、安全に達成し、結果として大きな成果も成長も得られない。短期的には楽なのかもしれませんが、長期的に見て、どちらに明るい未来が開けるかは明白です。 OKRでは「目標と評価を切り離す」という答えを出しています。(会社の制度として)評価するための目標でなく、自分達の成果・成長のために目標を立てるべきと。 私の所属するDMMという会社には「本気の失敗を肯定する」という約束があります。この企業文化とOKRの思想が非常にマッチしており、マネージャーとしての自分の考え方の軸としています。 目標を立てる際、全員で読んでおくと議論が捗る一冊です。


  • Zamami Takumi
    現職者Zamami Takumi
    経験: 6年
    合同会社DMM.com

    『レバレッジ・リーディング』本田 直之

    仕事のアウトプットを高めるにどう戦略的に読書をすべきかというテーマについて書かれた本です。

    読書から得られるリターンはどの程度か?

    読書をする目的はなにか?

    何を達成したら成功と言えるのか?

    目的達成が困難だと思われたときにどのような行動をとるべきか?

    読書ポートフォリオをどう組むべきか?

    これらの問いに答えてくれる書籍です。

    職種や役職、向き合う業界や課題が変わる頻度が高い方にこそ役立つ書籍かと思います。