エンジニアリングマネージャーの経験談この職業のプロになるには

同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

  • Hamano Masaki
    現職者Hamano Masaki
    経験: 6年
    合同会社DMM.com

    すべてに責任をもち、絶対に人のせいにしない

    エンジニアリングマネージャーとして約3年携わったライブコミュニケーション事業部から離れる際に、

    部長から贈られた言葉。


    もともとセキュリティ・プラットフォームといった横断の開発部署を担当しており、ビジネスには疎かった自分が初めて担当した"事業"がライブコミュニケーション事業部でした。


    ライブ配信システムを開発する組織のリーダーとして着任したのですが、着任当初はビジネス・エンジニアという対立構造になることが多く、部長とは意見の食い違い...

    から幾度となく衝突しました。 率直に意見をぶつけ合う中で、お互いの考え方やその背景にある文化の違いに気づき、"事業"にとって必要とされる開発組織とはどういったものかを学びました。 事業が必要とするのは「事業成果に責任をもつ開発組織」です。 エンジニアにとって高度なスキル・深い知識を保有することも大切ですが、それらは事業にとって手段であり目的ではありません。何を知っているかより何を成すかが重要であり、成すべきことはすべて事業成果に紐づきます。すべての職能が事業成果に一丸となって取り組めるチームをつくることが、私のマネージャーとしてのミッションでした。 ライブコミュニケーション事業部での役割を終え、事業横断の開発部門の立ち上げることになり、異動前日に部長からSlackにて「先輩部長からひとこと・・・」と添えて贈られたのが「すべての責任をもち、絶対に人のせいにしないように」という言葉でした。 マネージャーに必要な素養をシンプルに表している言葉だと思います。


  • Zamami Takumi
    現職者Zamami Takumi
    経験: 6年
    合同会社DMM.com

    プロは結果で勝負。相手の期待値をどれだけ越えられるかで戦うしかない

    『プロは結果で勝負。相手の期待値をどれだけ越えられるかで戦うしかない』

    というアドバイスが最も教訓になりました。


    アドバイスを貰う前は、期待値をなんとなくで把握し、どれくらいのアウトプットを出すかも決めず、自分の時間と知識と経験をフル活用して頑張る!のが当たり前でした。

    先人の叡智に頼ることもせず、期待値もゴール設定も曖昧で本当にダメダメでした。そんなときにもらったアドバイスが、『プロは結果で勝負。相手の期待値をどれだけ越えられるかで...

    戦うしかない』なのですが、このアドバイスをもらってから、 ① 期待値を具体的に把握しているか? ② どの程度の期待値を超えることを目指すのか?(期待値100 に対して 105 で答えるときと、150 で答えるときとで取るべき施策は変わる) ③ 価値最大化するために活用できる資源は何か?("自分のリソースだけで”という制約はない) という3つのことを意識するようになり、本当に教訓になりました。