マーケティングディレクターの経験談向いている人・向いていない人

この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

  • Kitamura Natsuki
    現職者Kitamura Natsuki
    経験: 8年
    株式会社博報堂

    強い好奇心が活きる職種

    「なぜこうなんだろう」「こうあればいいのに」など、日常生活の中でついつい考えてしまうような、広くて強い好奇心を持つ人に向いています。


    商品やブランドのプロフェッショナルであるクライアント企業に対して、私たちのような外部のマーケティングプランナーが提供できる価値は、第3者視点、生活者視点の持ち込みです。


    既存のビジネスに、これまでにない要素を掛け合わせ、新たな価値を見出せるところにあります。


    イノベーションは既存要素の組み合わせから...

    生まれる、というのは有名な話ですが、意外な組み合わせで新しい価値が生まれることは本当に多いんです。 だからこそ、組み合わせの「要素」を多く持っていること、その素質としての、何事にも興味を持てる好奇心の強さは、マーケティングプランナーという職種において素晴らしい強みとなり得ます。 一方で、自分の視点や発想を周囲に伝え、生活者の行動や世の中そのものを変えていく仕事なので、考えを言語化することを苦手とする人は、ちょっと苦労するかもしれません。


  • 吉野 優希
    現職者吉野 優希
    経験: 5年
    アンカー・ジャパン株式会社

    「人」に対して興味があるか

    マーケターの仕事をシンプルに言うと、人々が求めていること(潜在的に思っていることも含めて)を形にして世の中に発信することで、生活や習慣を変えてより豊かな生活や価値を提供していく仕事です。「何に興味があるのか?」「なぜそれを買いたいと思うのか?」「どうしてここで買ったのか?」「逆に購入・行動しない理由は何か?」など人を中心に経済活動を捉えて、深い理解と洞察の上にアクションプランを立てていくのがマーケティングの醍醐味だと思います。良いものを...

    作ることは大前提ですが、良いものを作っただけではモノは売れず、届けたい人には届きません。そのためには最終的に手に取ってもらう「人」の行動や気持ちに興味がないと、良いマーケティング戦略は立てられないと思います。