CTO(最高技術責任者)の経験談やりがい

仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

  • Koga Masanori
    現職者Koga Masanori
    経験: 14年
    トラボックス株式会社

    コンフォートゾーンの外側で挑戦し続けた多くの人達をみて「みんな成長したな」と実感できたとき

    CTOをしばらく経験したあとに意識するようになったことがあります。


    ・3ヶ月、半年で結果が出ることは現場にどんどん任せる

    ・エンジニアリング文化や採用・評価などの1年以上先に結果が見えてくることに自分の時間を投資する


    という考え方です。


    失敗できる決断は早ければ早いほどいいし、現場にどんどん任せていきたいと考えています。時間軸でいうと3か月から半年で結果が出ることならば任せるほうがいいと思っています。 逆に、変化に弱い、失敗が難し...

    い判断は丁寧に意思決定したいと考えています。文化形成や採用などはこれにあたります。 経営していると毎日いろいろなことが起こります。多くの事業があり、1つの事業で複数のサブシステムやマイクロサービスが稼働していると、どこかしらで障害が発生してます。中長期で向かうべき方向を決めマイルストーンに向けて進めていきますが、競合やグローバルプラットフォームの動きで軌道修正を行う必要が出てきます。1つひとつを誠実に対応し、積み上げることが必要です。 そうして積み上げたものを1年に1度ふりかえり「目の前で起こったことに対して不必要に一喜一憂せず、大きな方向性をぶらさず進められた」と思えたらハッピーです。 そのなかでも、任された現場のチームが自分たちで試行錯誤し、少しストレスが掛かるくらいのコンフォートゾーンの外側で挑戦し続け、多くの人が成長したと実感できたときが最も楽しいと感じる瞬間です。


  • Kameda Kei
    現職者Kameda Kei
    経験: 5年
    株式会社タイミー

    「持続的に良い状態を作る」という挑戦が非常に楽しいです。

    昔はどんどん最新技術を取り入れ、テッキーでクールなことをするのがCTOだと思っていました。


    しかし、それは二の次であり、組織の可用性と生産性の高さを追い求めるのがこの役割の重要な責任だと思っています。


    自分たちでサービス運用していくと、今の行動やあり方がが将来の自分たちに跳ね返ってきます。日次で十数回行われるリリースサイクル、大量のユーザートラフィック、開発プロセスが繰り返される中に、どこかに「脆さ」を仕込んでしまうと、長期的に反復...

    の中で必ず貧乏籤を引くことになり、価値や速度の毀損が起きてしまいます。 この対処には方法論的な正解がなく、思想や方針、ケーススタディをもとに、透明性を持って検査をし、適応し、持続的に降り注ぐビジネス要求をクリアしつつ頑健な状態を目指していく必要があります。 投資対効果が良いサービスの状態・エンジニア組織を実現するために挑戦を続けることはとても楽しくやりがいのやりがいのある仕事だと思っています。