商社パーソン(総合商社・専門商社)の経験談苦労

この仕事をやっていて、眠れないほどしんどい瞬間はどんな時ですか?

  • 太田 純平
    現職者太田 純平
    経験: 10年
    三井物産株式会社

    “暗中模索”から“船中八策”への過程

    総合商社の現場に限らず、ビジネスの最前線ではまず、個人として経験がない、組織として前例がないといった事例に遭遇する場面が少なくない。それらは1キロ先からアラートを出しながらやってくるものではなく、ある日突然やってくるものが殆どである上、期限内にそれら課題に対する答えや結果を示さなくてはならない。

    “不測の事態に備え普段から準備をし、遭遇した場合は複数の仮説を立てて、様々なアプローチを準備し、実行に移しましょう”と巷のセミナーやビジネス本...

    には表層的な答えがあるように語られているが、現実は生優しいものではなく、暗中模索ともいうべき状況の中でも、自らが自発的に解決策を見つけるために動き、周囲を巻き込み、実効性のある策を捻り出す必要がある。この過程は日頃からの人的な関係構築等仕事だけでない要素も多分に影響してくるため、一筋縄でいかないことが多く、ビジネスマンの永遠の課題だと感じる。


  • 澤田 拓也
    現職者澤田 拓也
    経験: 20年
    三井物産株式会社

    トラブル対応と自分で取ったポジションで損失を出してしまった時

    この仕事の一番の苦労はトラブル対応と、自分で取ったポジションで損失を出してしまった時です。


    物流業務にはどうしても品質のオフスペックや、Deliveryの遅延、船の故障等といったトラブルがつきものとなってしまいます。時にはArbitration(仲裁)に行かざるを得ないような大きな問題が発生する事もあり、相手先とLegal Letterの応酬をして戦う時もあります。そのような時は解決方法が見つかるまで緊迫した状況が続きますが、如何に真...

    摯に対応をしたかは相手先や周囲の関係者は見ており、トラブルが原因で関係が悪化する事もあれば、逆に関係が良くなることもあります。 また、自分の取ったポジションで損失を出してしまった際は、まだ経験の浅い時は客観的な判断が出来ず、本当に眠れない時もありましたし、上手く出来なかった事を引きずってしまう事も多々ありました。自分のせいで会社に損失を与えてしまったのだから落ち込むのも当然なのですが、経験を重ねるに連れ自分の想定した通りにならない事も多々あり、そんな時でもその商売を止める事は出来ないので、最後はもうしょうがないと割り切り、曲がったポジションをCloseさせて次に行うべきことを考えるという、大変でしんどい時でも継続していくという事が重要と学びました。