『アニメプロデューサーになろう!』福原慶匡
タイトルと見て、「アニメプロデューサーになりたいわけじゃない!」と思う方もいるかもしれませんが、広くエンターテインメントという業界に関わる仕事に従事したい人はぜひ一読して頂きたいです。
アニメのプロデューサーには、「製作」と「制作」という2つの役割があり、前者はアニメを「商品」として見る立場、後者は「作品」として見る立場です。
本著では、商品と作品という両面のバランスを取りながら調整の出来るプロデューサーが足りないことを問題として捉え...
、「今現在の常識」を一気に学べる本となっています。 ビジネス目線とクリエイター目線が合わないのは、エンターテインメント業界で起こり得る大きな問題の一つであり、これを解決するには両方同じ目線で物事を語れる人材が必要なのは明白です。 目指す立場がプロデューサーでなくとも、企業間に立つ営業という立場や、どちらかの立場に立っている各企業の人たちも、エンターテインメントビジネスの全体図を掴むのにとても良い本だと思います。