広報の経験談職業ならではの業界用語

この仕事をし始めてから、よく使う(聞く)ようになった「業界用語」や「専門用語」を、一つ挙げるとしたら?使うシチュエーションと合わせて、意味を教えてください。

  • 神田 真季子
    現職者神田 真季子
    経験: 3年
    株式会社バルクオム

    パーセプション

    パーセプションとは、認識という意味です。広報は認知に寄与するという話はよくありますが、ただ、Aというものを知ってもらうだけでは、その後の消費者の行動につながりません。

    AはXXXというイメージがあるよね、という認識を醸成するようなコミュニケーションを設計していくことこそに、広報の仕事の醍醐味があると思います。


    例えば、新しい製品のPRだと、まずは知ってもらう、ということが大事かもしれません。ただ、発売して何年も経つ製品や少しイメージが...

    落ちてしまったことが起きた企業に対しては、その製品に対する確固たるイメージ創出やマイナスのイメージをプラスに転換するような仕掛けが必要です。そのイメージの転換をパーセプションチェンジと言います。 トップを走り続ける製品には、世の中のパーセプションを変える仕掛けがあります。今まで携帯電話は電話をするものだったものが、調べたり、音楽を聴いたりするものに変わったように、人がその製品に関する価値やイメージを作り出すことができます。広報はその一端を担える仕事です。


  • 大西 栄樹
    現職者大西 栄樹
    経験: 8年
    LAPRAS株式会社

    露出

    メディア掲載のことを「露出」と言います。


    例えば、社内でこんな会話になります。


    上司:今月の(メディア)露出は何件だった?


    部下:今月の(メディア)露出は100件でした


    上司:来月の露出件数目標は何件にしてたっけ?


    部下:来月の露出件数目標は…150件ですね。


    こんな感じで使われます。


    普通「露出」って聞くとちょっと違う意味で受け取られると思うので、これは広報ならではかと思います。


    「メディア掲載件数」というところもある...

    かと思いますが、結構「露出」って言ってる広報さんは多んじゃないかと思います。 ちなみに、英語では メディア露出は「media coverage」ですね。