広報の経験談向いている人・向いていない人

この仕事に向いている人、向いていない人の資質とは何だと思いますか?

  • 松尾 果歩
    現職者松尾 果歩
    経験: 5年
    株式会社ZOZO

    「コミュニケーションに対するプロ意識」と「想像力」は広報の重要スキル

    広報の役割を果たすうえでは、自分の頭と心で考える力、具体的な言葉でいえば、「コミュニケーションに対するプロ意識」と「想像力」が求められると思っています。



    多くの対外的な発信に関わる広報の仕事においては、自分が介在することで、その質を左右することが多くあると思っています。お問い合わせ対応、取材対応などさまざまな業務がありますが、会社をもっと好きになってもらえるチャンスをものにするためにも、コミュニケーションや表現にはとても気を使います...

    。 自分を通して発信する以上、そこには責任が伴うため、プロ意識を持たなければいけません。社内でも、服装や表現面を含め、広報視点をもったコミュニケーションのプロとしてのアドバイスが求められます。 その役割を果たすうえで、「コミュニケーションに対するプロ意識」があれば、ときに多少言いづらいことであっても、理由と自信を持って提案することができます。 また、相手あってのコミュニケーションですから、「想像力」も重要です。 原稿確認の際の表現の確認においても、読み手が受ける印象を想像することで、わかりやすく、誤解のない表現を追求することができます。 さらに、広報の仕事は、アウトプットに至るまでの調整業務にも多くの時間を割くため、社内外含め多くの関係者をとりまとめる調整力も重要です。段取りをスムーズに進めるためにも、「想像力」を働かせることの重要性を感じています。


  • 神田 真季子
    現職者神田 真季子
    経験: 3年
    株式会社バルクオム

    最小公倍数を導ける柔軟性とこだわり

    柔軟性がないと、メディアや社会が求めていることに対して、会社の発信を寄せたり、一歩メディア側の立場に近づいた立場や、報道としての要求を社内に納得してもらうことは難しいです。


    一方で、ある一定のこだわりやポリシーもないと、ブランドマネジメントができず、メディアが言いたいように編集され、伝えたいことが伝わりません。


    私は、せっかく獲得した大型のTV露出で、面白おかしい形で編集されてしまい、もっとメディアの方に我々の意志を伝えて納得いって...

    もらえる方向を探しにいけばよかったと後悔したことがあります。 広報の仕事は、頑固な内面を持ちつつ、外っつらは周りに合わせにいくような、八方美人さ。 社会/メディアの関心ごとと自社/ブランドのメッセージの最小公倍数をバランスをもって導けることが重要だと思っています。