「人事とは、経営の課題解決である」
新卒時代の先輩たちからの教えです。
会社によっては、ただ単純に決められた制度をルールに従って運用したり、あるいは杓子定規な採用活動を行っていれば受け入れられる場合もある。時にはむしろそのほうが高く評価されるケースすらあると思います。
一方で、本来は事業を先回りして推進できるのが人事の役割であり、経営的視点で考察することが重要である、と新入社員時代に当時の先輩や上司からよくアドバイスをいただきました。また、人事としての業務的な枠にとらわ...
同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?
新卒時代の先輩たちからの教えです。
会社によっては、ただ単純に決められた制度をルールに従って運用したり、あるいは杓子定規な採用活動を行っていれば受け入れられる場合もある。時にはむしろそのほうが高く評価されるケースすらあると思います。
一方で、本来は事業を先回りして推進できるのが人事の役割であり、経営的視点で考察することが重要である、と新入社員時代に当時の先輩や上司からよくアドバイスをいただきました。また、人事としての業務的な枠にとらわ...
「採用面接は、目の前の候補者に2億円の投資をするか否かを意思決定をする場所だと思え」
現職では、全ての最終面接に代表が同席しています。面接終了後、代表から面接内容のフィードバックをもらっており、その際にアドバイスをされてハッとした言葉です。
生涯年収の中央値は2億円。今の時代、同じ会社で生涯勤めることは少なくなってきましたが、"内定を出す" "人を採用する"という意思決定は、目の前の候補者に2億円出資するのと同等だということに気付かされ...
特に、「これだ!!」という言葉はありません。
言葉ではありませんが、上司の行動を見ながらいつも感じていることは、マネジメントをする上では、「任せる」ということが大事ということです。
自分自身もそうですし、部署全体を見てもモチベーションがあがり、より成果が出せる組織になってきていると実感しています。
当然適宜フォローしてもらうことはありますが、言われたことをただやるだけであれば何も仕事に魅力は感じないと思います。
これは制度運用にも通じ...
マーケティングの次のキャリアとして戦略コンサルなども検討していた自分にかけられた言葉です。
どんなにいいサービスがあっても、プロダクトライフライクルの早い時代には、いいプロダクトを作るだけではなく、強い組織を作ることのほうが肝要ということを説かれました。テクノロジーの力を実感していた当時の自分は、マーケターとしてサービスや事業開発するよりも、GAFAのエンジニアを世界中から日本に連れてきたほうが世の中にインパクトを残せると思い、事業か...
人事は、事業戦略を実現するうえでのパートナーであること。単なる制度屋や、決められたことを決められた通りに行う存在ではない。
主観を入れて状況を報告し、相談した際に、先輩から言われたのは「お前はどうしたいの?」と言われた。困っていることを伝え、指示を仰ぐのではなく、主体的にどうしたらいいのか考えるきっかけになった。
「眠れないほどしんどい瞬間」でも書きましたが、
人事になりたての時、私はよい人事というものは自分が人に与える影響を
受け止めて、責任を取らなければいけない、そういう姿勢が大切だと思っていました。
そんな時上司に「人の人生の責任は取れないぞ」と一言言い放たれ、
当時はなんて無責任なんだ、とか、逃げているんじゃないか、と思いました。
それから、希望通りの配属ではなくても腐ることなく活躍をする人や、
思う通りの評価が得られなくても働きか...
人事は酸素みたいなもの。あるときは当たり前にみんな過ごすけど、なくなってくると息苦しくなってくる。
みんなが何不自由なく仕事をやっていて、ポジティブなフィードバックをもらえなくても、それがいいことであると思い続けた方がいい。
人の感情や関係性を扱う仕事である以上、状況は複雑であり、具体的なレベルでは唯一無二の答え的な対応方法があるわけではないのが、人事の関係する仕事です。つまり、答えは何百通り発生します。なおかつ人事はどうしても「依頼仕事」が多く、従業員にも感謝される仕事なので、どうしてもそちらの引き受けの仕事時間が多くなりがちです、求められたから与える、という流れができあがってしまうと、どうしても要望だけで判断・行動しがちになります。
そんな中でも、常に...
コンサル時代の先輩方から組織課題に直面する度に「問題は間にある」という考え方で多面的な原因分析と複合的なソリューション提供を心掛けるようアドバイスを受けてきました。階層間、異文化間、部署間、世代間、常に問題はどちらか一方のみでは無く「間」にあり、双方が歩み寄れるような解決策が最適解であることが多くありました。
大手企業の人事は「会社の権力」と思われがちですが、本来の人事とは組織を活性化させ、「人」「組織」で会社の成長を導く存在であること。そのため、徹底的に「黒子」となり、人事・採用の施策が自動化する仕組み・状態をつくることがミッションであること。
『人の可能性を紡ぐ』
この言葉は何度も自分の仕事をする上で唱えている言葉。前職の上司にかけられた言葉の一つ。私自身、大きなキャリアチェンジをして、今の仕事に就いています。いろんな選択をする時に反対にもあいましたし、人よりも成長速度は遅かったかもしれません。
ただ、ずっと自分が一人前になるまでたくさんの方に見守っていただき、今の自分があると思っています。だからこそ、僕も周囲に諦められず、育てていただいたので、人の可能性を最後まで諦めない人...
新卒採用をする中で、先輩より受け継いだキーワードに「納得就職」という4文字がありました。
前任とは入れ替わりというタイミングで並走期間が殆どなかったこともあり、担当になって1年目は去年のスケジュールをベースに、
「自社にとっていい人材を獲得する」
「学生さんに自社のいいところを知ってもらう」
ということを念頭に走り抜けた形となりました。
結果としては、採用目標も達成し、自社理解につながるイベントも導入し、十分な結果を残すことができ...
前職で業績悪化とリストラを経験した人事の大先輩から教えられた考え方。結局、ビジネスや会社が立ち行かなくなったら一人ひとりが自分で外に出て生きてくしかないので、中途半端にやさしくしたり、出来ない約束をすることが良い会社・人事ではない。会社と社員は相互依存ではなく、対等な関係であるべきという教えでした。この教えは人事をやる上で一貫して自分の指針になっています。
(反面教師的な意味合いで)「人が好きな人に人事は向いていないよ」
とある人事担当者にこう言われたことが、ものすごく強く心に残っています。
経営のために、従業員にとって辛いことも人事が率先して実現していかない…そういう意味合いでおっしゃっていたのだとは理解していますが、私としては、「そんなことない。それだとしても、人が好きな人の方が、良い人事になれる可能性があるはず」と強く思い、今現在もそれを証明すべく、人事の仕事に携わっています。
未経験でエンジニア採用をすることになったときに上司から言われた言葉で、人事業務全般に通ずることだと思って今でも大切にしている教えです。
当時、求人票の読み込みをしても開発言語や開発環境に関する知識がなくかなり苦戦しました。やれることからやるしかないと思いながら、毎日エンジニアと会話し求人票の中身について教えてもらったり、自分でコードを書いてみたり、本を読み漁ったり、イベントに参加したりして、なんとか求人票の理解は出来るようになったもの...
人事の存在価値はどれだけ事業成長に貢献できるかです。
そのための手段は、いわゆる人事機能「採用・育成・評価・報酬・衛生など」多くありますが、いずれも存在価値を発揮するための手段となります。
例えば、世の中として、先端的な就業環境や働く時間や場所を問わない柔軟なワークスタイルが企業に必要だと声高に言われている場面で、自社でもそんな制度を取り込んで欲しいと従業員からの要望が人事に届いてきたりします。
この時、人事担当として何を考えて判断...
営業をしたくて新卒で入った会社にて大阪本社の人事部に配属となった。当然、人事や労務のことは全くわからない状態。そんな中、入社して1年目くらいで、同一組織で唯一の先輩が海外に異動となった。残るは課長と自分のみ。オペレーションをやるのは自分のみ。雇用契約書の作成や勤怠、人事考課などの引継ぎを綿密に受けようと思っていた時、その先輩から出た言葉が「特に教えることはなくて、法律通りにやっておけば大丈夫」。もちろん、社内ルールや労基法以上の規則があ...
前職の求人広告を作成する際、「神は細部に宿る」と常に教えてもらいました。
一行も、一文字も手抜きせず広告にこだわり、自分の仕事が常に誰が見ても(見ていなくても)誇れるものであるように、神が細部に宿るようにと想いをもって仕事をしました。
今でも、人事の仕事は終わりがないからこそ
「ここまででいいかな、と手抜きしたくなる気持ち」
もでてきたりしますが、
「神はこの仕事に宿るのか?」と自問自答するようにしています。
また、「目に見え...