法務の経験談やりがい

仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

  • Yoshida Mami
    現職者Yoshida Mami
    経験: 8年
    株式会社ユーザベース

    想像力をフル活用して、事業作りができる

    「今度こんなサービスを始めようと思ってます」と相談が来ると、いつもわくわくします。大抵の場合、「え、そんなことができるようになるの!」というユーザー目線での驚きを、実際のサービス開始より一足先に得られます。


    と同時に、どんなステークホルダーとどういう取引が行われ、どんなリスクがあって、法務としてどういう準備が必要で、何に気を付けなければいけないんだろう、と頭の中にぼんやり地図のようなものが浮かんできます。そして、新サービスを成功に導く...

    ために、抜かりのないように準備します。例えば、利用規約の作成、商標登録、ステークホルダーとの契約締結、抵触する法規制の確認といった、典型的な法務の仕事から、サービスホームページやプレスリリースの確認なども行います。新しいサービスなので、事業部からの説明も、ぼんやりしていたり、AさんとBさんで言っていることが違っていたり。そんな中、想像力を活用して、「つまりこういうことですよね」と議論を整理しながら準備を進めます。 リリース日が決まっていることが多いため、それに間に合うように全てのタスクを完了させるのがしんどいこともしょっちゅうですが、チーム一丸となって1つのゴールに向かう雰囲気が私は好きです。あと、法務の人間は、一歩引いて物事を見ることが得意な方なんです。それを活かして、「ここのページ構成は、このように変えた方が分かりやすいと思います」などと、ユーザー目線で提案を行うこともできます。 作成した利用規約や自分の提案など、関わった仕事がベースになってサービスが動き出していくのを見るとき、充実感を感じられます。これが醍醐味ですね。


  • 森田 岳史
    現職者森田 岳史
    経験: 10年
    株式会社ユーザベース

    意思決定をして、結果に責任を持つ。

    法令の理解を前提に、自社とステークホルダーの利害を考慮の上意思決定をして、その結果について責任を負うこと。外部弁護士が「グレーである」との法解釈を示した案件について、ワーストケースやリターンを考えて、やるかやらないかを決めるのが企業内の法務の難しさであり、面白さです。安全な法解釈に従うことが必ずしも自社の意思決定の正しさにつながるわけではない中で、法令・文献・ロジックはもちろん、自分の経験と、時に直観を信じて選択を行い、それに至る道筋を...

    作って賛同者を集めていくことが必要になります。 また、プロジェクトでは、様々なバックグラウンド(ビジネス、会計、税務、ファイナンス等)を持つ仲間と知恵を出し合い、チームとして目標達成を目指します。その際の知的な刺激や連帯感も、社内の法務だからこその魅力です。