『「投資家が「お金」よりも大切にしていること」』藤野英人
法務に関する本ではないのですが…
上司や相談者だけなく、顧客の視点、自社の投資家の視点、社会の視点を持つことで、法務の仕事は奥深くなり、各段に面白くなります。特に上場会社に身を置く法務パーソンにとって、投資家の視点を持つことは非常に大事です。私にそのきっかけを与えてくれた本書をレコメンドします。
転職や就活で、この職業を目指す未経験の方におすすめの書籍は何ですか?理由と合わせて教えてください。
法務に関する本ではないのですが…
上司や相談者だけなく、顧客の視点、自社の投資家の視点、社会の視点を持つことで、法務の仕事は奥深くなり、各段に面白くなります。特に上場会社に身を置く法務パーソンにとって、投資家の視点を持つことは非常に大事です。私にそのきっかけを与えてくれた本書をレコメンドします。
企業の法務部門が日々行っている業務の一部を切り取った、「ありのままの法務」が記された一冊です。企業の法務部門が担う機能は会社により異なりますが、法務部門の仕事の全体像をイメージするのに役立ちます。各トピックや論点の体系的な理解には向かないので、それらについては別途知識を補充する必要があります。なお、内容とは関係ありませんが、登場するキャラクターは俳優がモデルになっています。
法律事務所から事業会社法務部への転職にあたり、特に書籍は読みませんでしたが、事業会社法務部の方(法務担当役員を含む)のインタビュー記事を読むことで、企業内法務に何が求められているのかを理解するよう努めました。
お勧めするのは、BUSINESS LAWYERSというウェブサイトの「【連載】企業法務の地平線」というインタビューシリーズです。
多種多様な企業の法務部の方々が、ご自身の経験に基づき「これまでの苦労」や「現在の悩み」、「これからの...
バブル後の日本を、ハゲタカファンドを軸として描いたストーリー。今の日本とは背景が異なりますが、不良債権処理、企業再生、M&A、お家騒動といった、企業法務とは切っても切れない話が繰り広げられます。ハゲタカに興味を持てる方は、きっと法務の仕事を楽しめると思います。
お薦めの読み方は、1回目は純粋にストーリを楽しむ。2回目は、どういう法的根拠に基づく手続なのかというのを意識して読む。そうすると、会社法の教科書や判例解説に書いてある文字が、リ...