インテリアデザイナーの経験談この職業のプロになるには

同業の先輩や同僚にアドバイスされたことで、最も仕事上の教訓になったことは何ですか?

  • 桑原 寿記
    現職者桑原 寿記
    経験: 14年
    AAX

    クライアントのビジネスに適した形を提供するためのビジネススキル

    建築家と業務上も重複する部分もあるため、比べられることが多々ありますが、必要な能力にはやや差があります。まずインテリアデザイナーの役割について考えてみましょう。


    インテリアデザイナーにクライアントが依頼するのは空間デザインという形として立ち現れるものですが、その先にある本来の依頼目的とは何になるでしょうか。

    それはクライアントのビジネスを成功に導くことです。店舗や飲食店で考えるとわかりやすいかと思います。そこでの商売が繁盛しなければこ...

    のプロジェクトは成功とはいえません。当然空間デザインだけでは乗り越えられない壁ではありますが、皆さんの消費行動を思い浮かべてみてもその影響力の大きさを感じると思います。例えば、あなたの行きつけのカフェやバーは味もさることながらあなたにとって繰り返し行きたくなる場の設があると思います。 クライアントのビジネスに適した形をインテリアデザイナーとして提供するにはリサーチ力、マーケティング力などビジネススキルが必要です。当然必要となるデザインセンス、技術力に加えて、ビジネススキルが備わってプロと言えるでしょう。