株式会社ダイヤモンド社
編集者(Web・雑誌)の経験談
やりがい

仕事の中で、最も楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

  • 後藤 直義
    現職者後藤 直義
    経験: 13年
    株式会社ダイヤモンド社

    王様は裸である、と言えること

    だれもがSNSやブログを書くことができ、Noteで自分の記事も配信できるようになっています。一流企業は自社メディアを運営しており、マーケティング用のコンテンツを、せっせと作っています。そしてお金をもらって、ヨイショ記事を書くライターもたくさんいます。


    ではプロの編集者や記者しかできない、醍醐味はなにか。百人百様だと思いますが、わたしにとっては、多くの人が素晴らしいと信じているもの、当たり前だと思っているものに「ギモン」を突きつけて、世...

    間の見方をひっくり返すことです。 世間がちやほやしているものに冷水を浴びせて、世間が見落としているものにハイライトを当てることができれば、それは素晴らしい仕事だと思います。


  • 池田 光史
    現職者池田 光史
    経験: 14年
    株式会社ダイヤモンド社

    メジャーリーグ級のテーマで、ホームランを打ったとき

    世の中の誰もが興味・関心があり、かつジャーナリスティックにみても超トップイシューといえる“メジャーリーグ”級のテーマで、誰も書かなかった・書けなかった新事実や本質論を書くことができたとき。


    つまり、最高に注目度の高いところでホームランを打つことができ、それが大きな反響となって広がっていったとき。


    これに尽きると思います。


    私が大学生の頃は、例えば消費者金融のグレーゾーン金利について、新聞が一面で「新たな事実」を報じることで、世の中...

    が大きく動いて前進していくのを目の当たりにしました。そこからメディアの可能性を感じ取り、ジャーナリストを目指しました。 評論家になるのではなく、「新しい事実」を足で稼ぎ、「新しい視点」をジャーナルとして提供していくことこそが、この仕事の面白さであり、そうした職業を追求する集団としての「健全なメディア」が存在する社会こそが、成熟した世界だと信じています。